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伊勢湾台風〜そして未来へ(9月27日(日),名古屋市南文化小劇場) |
◆ 2009/9/26(sat) きょうは伊勢湾台風来襲50年。 |
![]() (写真上)リーディング講座のみなさん。舞台に整列し,念入りにあわせの練習です。 |
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◆ 2009/9/25(fri) 本番は目前です。 |
![]() ![]() 紫陽花合唱団と劇団シンデレラの数人で構成する劇中劇は,演出の栗木さんの熱心な指導のおかげで演技力が徐々に向上してきました。実話にもとづき,濁流の中をロープにつかまって命からがら避難する場面が見せ場です。 |
![]() ![]() この日,朝日新聞の名古屋市内版のページに,紹介記事が載りました。(写真右)「50年前の被災者自身が台本や音楽を手がけた合唱構成劇」と紹介されています。 |
◆ 2009/9/21(mon) さあ,全国祭典へ! |
紫陽花女声アンサンブルは,先日逝去された林 学先生(林光編曲)の名曲ふきのとうと紫陽花女声アンサンブル作詞,杉村好章作曲の朝を演奏しました。女性の部は全部で5団体が出場しましたが,今年はどの団体も完成度が高く素晴らしい演奏が聴けました。紫陽花は,審査員のわずかな得点の差で全国うたごえ祭典推薦2団体の中に入れていただきました。 紫陽花合唱団は,「伊勢湾台風〜そして未来へ」から第1曲と最終曲めぐみの水を発表曲にしました。一般の部参加18団体は,どの団体も熱心に練習に取り組んだようすが伝わってきて,本当にすばらしかったです。紫陽花合唱団は激戦の中で全国祭典推薦5団体に入れていただきました。私の印象では技術的にはもっと優れた団体がありましたが,表現する心と熱意が評価されたように思います。 日本のうたごえ祭典 京都は,10月23日(金)〜25日(日)に行われ,女性の部と一般の部A(いずれも23日夕方〜夜)に出演します。 |
◆ 2009/9/12(sat) 9月11日の合同練習 |
今回は倭人会の太鼓,映像や効果音のスタッフも加わり,だんだんと本番に近い形になってきました。この日は新聞社の取材があり,杉村も作曲の立場で質問に答えました。50年という歳月は長く,若い世代にとってはすでに歴史上のできごとだと思う。しかし,これから温暖化に伴う海面上昇により高潮災害の危険性は増大している。若い世代が過去を発見するとともに,未来を向いて地球を大切にしていこうというメッセージを込めた,などと話しました。 |
◆ 2009/8/02(sun) 歌声喫茶を初体験しました。〜紫陽花合唱団〜 |
![]() みなさん,懐かしい歌を力いっぱい歌うことが本当に楽しそうでした。杉村好章は,歌曲の伴奏のほか,みんなで歌うリクエスト曲の伴奏を弾きまくりました。よく知らない曲でも,歌詞にコードが書き添えてあれば何とかなりますが,使用した歌集の一冊は歌詞のみでした。これは大変な事態です。というのは歌集に載っている以上,お客さんから遠慮なくリクエストが来ます。メロディーがうろ覚えの曲は,大急ぎで曲集の索引から探し出すことになります。そういうことが楽しいのは確かですが。 |
◆ 2009/7/12(sun) 先週は合同練習でした。 |
![]() ![]() また昼の休憩時間を利用し,紫陽花合唱団は団員の出品で団内バザーを開催しました。収益は,今後合唱団が旺盛にさまざまな活動を展開するための資金になります。(写真右) |
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◆ 2009/6/10(wed) いよいよ本格化。(公演は9月27日(日),名古屋市南文化小劇場です) |
南文化フォーラムは,伊勢湾台風被災50年の今年,総力を挙げて劇「伊勢湾台風〜そして未来へ」に取り組みます。参加するのは劇団名芸,劇団シンデレラ,和太鼓「倭人会」のメンバー,名古屋市南文化小劇場で伊勢湾台風体験を語るリーディング講座参加者,紫陽花合唱団。脚本・演出は栗木英章氏。音楽は杉村が担当します。5月30日にメンバーの顔合わせをを兼ねて初の総合稽古を行いました。 |
今日または最近の安珍清姫 |
◆ 2009/5/24(sun) 林 学 先生ご逝去の報に接しまして |
作曲家 林 学 先生は,昨日(23日)朝逝去されました。先生は,昨年の私どものコンサートのプログラムに快くご挨拶をお寄せいただきました。ところがコンサート直前に病に倒れられ,以来闘病生活を続けておられました。本年のコンサートには,病床からわざわざ贈り物をいただき,そのお礼に伺ったところ,とても喜んでいただきました。突然のご逝去のお知らせをうかがい,そんな重い病の床にありながら,私ごときを応援していただいていたことを改めて深く感じ入り,胸が熱くなりました。先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 |
◆ 2009/5/12(tue)その2 パーカッション |
![]() 「釣鐘」「ししおどし」などはシンセサイザー(パッド上で選択)で対応してくれた。釣鐘には明確なピッチがあったので,本番前に検討。ピアノの低音と同じにすると和声的には正解だが,つまんないなと思ってたら,ピアノの釣さんが「違う方がいいよね」と同意見を口にする。結局,ピアノや合唱と共にドファソの響きになって,和風になりそうな,Gにした。 もう一か所,重要な役割をお願いしたのが,能面をかぶって大蛇になった清姫が次に歌い始めるタイミング。水布にもぐって面をつけ,顔を出しても視野が狭くて指揮が見えない。そこで,変身後に初めて声を出す5拍前で思いっきりシンバルを叩いてもらうことにする。そのシンバルのための指示は指揮者が行う。ところが当日朝のゲネプロでは,指揮者の指示がうまく伝わらず失敗したので,本番はこれ以上ない大げさな「せいの」の動作ですごい音を出してもらい,作戦は大成功だった。(約1か月後にDVDができるので,興味のある方は見てください) (写真)跡部信之さんと,打楽器 |
◆ 2009/5/12(tue)[5/16(sat)改] コンサートを終えて |
![]() 後ろの座席のご夫人の「ここでいっしょになったんだ」「よかったね」というつぶやきが聞こえました。お客様の後押しされ,出演者一同とっても熱意のこもった演奏ができたと思います。最後は盛大な拍手をいただき,本当にありがとうございました。 (写真)カーテンコール |
◆ 2009/5/9(sat) 今日はコンサートです |
![]() ![]() ![]() (写真左)水布の使い方を教わる。(写真中)チェロの吉田顕さんとピアノの浅井峰子さん。(写真右)コール・グローリアは一人ひとりの役を各自工夫して臨んでいます。 |
◆ 2009/4/14(tue) 般若(能面) |
![]() 清姫が変身したのは蛇であると同時に鬼であるのだから,もちろん大蛇には角があってもよい。能の「道成寺」ではもともとの安珍との物語は劇中の昔話に封じ込められ,再建された鐘に引き寄せられた白拍子に清姫の亡霊が乗り移って,比較的抽象化された蛇に変わる。そこで般若の面が使われるのは必然である。 興味深いのは,人から蛇への変身の程度によって,段階的に3種類の能面が存在することだ。(右図) 生成(なまなり)はまだ人間が大きな成分を占める。「生煮え」「生半可」「生殺し」などの"なま"と語感が近い。角もまだ短い。それが般若を経て,蛇が成分のほとんどを占めるようになったのが真蛇(しんじゃ)〜本当の蛇!〜である。 人形浄瑠璃「日高川入相花王」では,逆に角のない生物的な蛇の作り物が使われる。人形作家はむしろ精巧な模型づくりに燃えたのだろう。機械的な迫真と,能面の心理的な迫真。対比的な手法が興味深い。 さて,オペラ「道成寺」ではどうなるか?当初は,長崎くんちの龍踊のように合唱団員が棒で操作することも考えたが,作り物,操作とも非常に大変であるばかりか,お笑いになる危険性がある。むしろ,本稿で述べたように,般若の面を使うことに十分な妥当性がある。現在まだ検討中である。 ※能面師 倉林 朗 能面展示室 http://www.nohmask.net/ |
◆ 2009/3/29(sun) つりがねまんじゅう |
![]() ![]() どうしてそんなややこしいのを作ったのか?と申し訳ない気もするが,伴奏とのからみをよく見ると,やはり和声の移ろいに伴う必然性がある。こういう個所をがんばってるのを見ると,合唱愛好者ならではの求道心に感心させられる。 ところで,先日観光で(お勉強?)道成寺を訪れた団員からおみやげの「つりがねまんじゅう」が配られた。黒餡=焼きこげの安珍?という駄洒落のようなお菓子(写真)。販売元のお食事処雲水のホームページを見ると,清姫寿司というのも紹介している(清姫の炎でを焼いた!サンマのお寿司)。道成寺の絵解き説法も,大変面白かったとのこと。 |
◆ 2009/3/08(sun) 合同練習第2回(3月8日) |
![]() ![]() ![]() 演出の石河美幸先生が,身をもって示していただける動きは流石。日本舞踊の所作が,清姫の心の動きを本当によく表現していることに感心した。音楽そのものは発声も楽器も音階も全く西洋音楽のスタイル。にもかかわらず和風の身のこなしが歌い手自身に感情の変化を強め,メロディーに新たな生命力が注ぎ込まれたように感じられた。 この日は,昨年もお世話になった自由舞台の福田さんも参加して舞台プランを検討。大鐘(!)は大道具で。そして背景の静止画をプロジェクターで投影する。雨や稲妻は照明でOKとのことで,これは一安心。 (写真左)自由舞台の福田さん(左)と石河美幸先生。(写真中)さよ役の佐藤多都子さんと。(写真右)明るい雰囲気で演技指導を受ける村人たち。 |
◆ 2009/2/15(sun) 合同練習第1回 |
![]() それにしても,群衆の演技をしながら合唱するのは至難の技です。コンサートの合唱は,指揮者に集中して音楽的な表現の約束事を確実に守ることが要求されます。それに対して劇の合唱は,メンバーが音楽(特に歌詞)を自分のものにして生き生きと個人で表現し,結果的にそれが一つになって聴衆に伝わるようにすべきだと感じました。 「指揮者を凝視しなくてもテンポが合う」ためには,リズムのある曲が適しています。その点で幕開けの合唱曲は,ちょうどよかった。逆にそういう曲だからこそ,演出家が村人たちを動かしたくなったのかも知れませんが。 指揮者になって練習して見ると,楽譜から予想外の演奏の可能性が見えてきます。不思議なものです。音楽における作曲と演奏の関係って何でしょうか? (写真)練習の休憩時間に打ち合わせ。石河美幸先生(中央),杉村真理子(右)と杉村好章。 |
◆ 2009/2/8(sun) 演出の石河美幸さんと初顔合わせ |
![]() 演出については,石河さんの「作り物の大蛇もいいけど,大蛇になった清姫が生身で一生懸命大鐘をよじ上って行く姿を見せれば,お客様に必ず伝わるよ」という言葉が印象に残りました。その他にもいろいろなアイディアが話し合われましたが,その結果は,当日のお楽しみということにしておきます。 (写真)(演出)石河美幸,(脚本)栗木英章の両氏 |
◆ 2009/2/7(sat) コール・グローリアの練習にお邪魔しました |
![]() ![]() ![]() (写真左)指揮者のKさん。練習前に真剣にお勉強。(写真中)団長のIさん。いつも入念に発声練習。(写真右)女声パートの部分練習。とても熱心です。手にしている黄色い本は,オペラ「案珍と清姫」の初版(!)本。 |